受け口（反対咬合・
下顎前突）の矯正
PHOTO 受け口（反対咬合・下顎前突）
矯正のピックアップ症例
ダイヤモンドオーダーセラミック
プレミアムダイヤモンドセラミック
マウスピース矯正
マウスピース矯正
大人の受け口
（反対咬合・下顎前突）矯正
受け口は上下のかみ合わせが反対になっており、下顎が前に突出している状態です。
このページでは、受け口を改善する矯正方法をご紹介します。
ABOUT 受け口（反対咬合・下顎前突）とは
受け口とは、下の歯が上の歯より前に突出している状態のことです。
本来なら上の歯が覆いかぶさるような噛み合わせになりますが、逆の状態となります。
反対咬合や下顎前突とも呼ばれます。
受け口としゃくれの違い
受け口としゃくれは一見同じように見えますが、以下のような違いがあります。
そのため、矯正治療が適応となるのは受け口のケースに限ります。
- 受け口：
下の前歯が上の前歯より突出している （反対咬合） - しゃくれ：
顎自体が前に突出している （必ずしも反対咬合になりませんが、併発している場合もあります）
受け口
（反対咬合・下顎前突）の種類
受け口には、歯槽性の歯が原因で受け口となる場合と、
骨格性の骨が原因で受け口となる場合の2種類があります。
- ■
歯槽性反対咬合
- 歯槽性反対咬合は、歯の生え方によって引き起こる受け口です。
下の前歯が傾いて飛び出すように生えていたり、上の歯が内側に傾いて生えていることで、反対咬合となります。
- ■
骨格正反対咬合
- 骨格性反対咬合は、上顎と下顎の骨の位置によって引き起こる受け口です。
下顎が前方へ突出しているいわゆる「下顎前突」と、上顎が後方へ下がっている「上顎後退」の場合があります。骨格性の受け口は、矯正治療では改善が難しいケースがあります。
CAUSE 受け口（反対咬合・下顎前突）になる原因
受け口になる原因は、生まれつきや遺伝などの先天的な要因と、
習慣や癖による後天的要因があります。
先天的要因
- 親からの骨格的な遺伝（歯の大きさや上下の顎のバランス）
- 歯の生え方や位置（上の歯が内側、下の歯が外側に生える）
後天的要因
- 幼少期のおしゃぶりの癖
- 成長過程での上顎の未発達
- 成長過程での下顎の過度な発達
- 口呼吸の習慣
POINT 受け口（反対咬合・下顎前突）の矯正方法
大人の場合、あごの成長が完了しているため自力で受け口を治すことは不可能です。
受け口の主な矯正方法は、マウスピース矯正・セラミック矯正・ワイヤー矯正があります。
また骨格性の受け口の場合は、セットバックという外科施術が適していることもあります。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、金属製の矯正装置を装着して歯並びを改善する方法です。強い圧力をかけて少しずつ歯を移動させることで、受け口を改善します。歯を大きく動かす必要がある重度の症例に適しています。しかしワイヤーが口元で悪目立ちするのがデメリットです。
矯正装置は歯の表面に付けるのが一般的ですが、裏に付ける方法や（裏側矯正）や表と裏を組み合わせる方法（ハーフリンガル矯正）でも矯正できます。※当院では取り扱いを終了しました。
裏側矯正
裏側矯正は、歯の裏側に矯正装置を付けるワイヤー矯正です。従来のワイヤー矯正と異なり、口元が目立ちません。ただし、裏側矯正は技術を要するため費用がやや高額になる傾向にあります。
また一度装着すると取り外しが難しく、歯磨きが難しくケアがしづらいのもデメリットといえます。※当院では取り扱いを終了しました。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを用いて歯並びを改善する矯正方法です。精密検査に基づいて一人ひとりに最適な治療計画を立て、オーダーメイドのマウスピースを作製します。段階的にマウスピースを交換することで、歯を徐々に移動させていきます。
透明なマウスピースは、装着していても口元が目立ちません。接客業や営業職など、対面の仕事が多い方でも安心して治療を受けられる、大人に最適な矯正方法です。
マウスピース矯正のポイント
POINT
透明だから
目立たない
POINT
取り外しが
できて
清潔
POINT
食事の制限が
少ない
マウスピース矯正は
こんな人におすすめ
- 矯正中の口元が気になる方
- 金属アレルギーをお持ちの方
- 痛みの少ない矯正がしたい方
- 矯正中も制限なく食事を楽しみたい方
- ホワイトニングも同時にしたい方
セラミック矯正
セラミック矯正は、歯並びが気になる歯やその周辺を削り、その上にセラミックの被せ物をして歯並びを治す矯正方法です。従来の矯正とは異なり歯を動かすのではなく、被せ物で歯並びを調整するため、軽度の歯並びの場合は最短1日で美しい歯が手に入ります。
歯並びだけでなく、歯の大きさ・形・角度・色・透明感に至るまで細かい再現が可能です。
セラミック矯正のポイント
POINT
短期間で
歯並びが整う
POINT
歯の色や形も
改善できる
POINT
矯正中の
痛みがない
セラミック矯正は
こんな人におすすめ
- 短期間で歯並びを整えたい方
- 同窓会や結婚式に間に合わせたい方
- 歯の色を白くしたり形も整えたい方
- 差し歯や銀歯をキレイにしたい方
矯正方法の比較表
| 種類 | マウスピース矯正 | セラミック矯正 | ワイヤー矯正 | ワイヤー矯正（裏側矯正） |
|---|---|---|---|---|
| 施術範囲 | 取り外し可能で透明な矯正装置を付けて、歯並びを改善する方法 | セラミック歯の被せ物をして、歯並び・色・形などを改善する方法 | 金属の矯正装置を付けて、歯並びを改善する方法 | 金属の矯正装置を歯の裏側に付けて、歯並びを改善する方法 |
| 治療期間 | 部分矯正: 3〜6ヵ月程度 全体矯正: 1〜2年程度 | 1〜4ヵ月程度 | 部分矯正: 2ヵ月〜1年程度 全体矯正: 1〜3年程度 | 部分矯正: 5ヵ月〜1年程度 全体矯正: 2〜3年程度 |
| 費用 | 部分矯正：24〜35万円 全体矯正：52〜95万円 | 1本：45,000〜145,000円 | 部分矯正：30〜60万円 全体矯正：60〜130万円 | 部分矯正：40〜70万円 全体矯正：100〜170万円 |
| 見た目 |  矯正器具が透明で目立たない |  矯正器具の装着が不要で審美性が高い |  金属製のワイヤーが目立つ | ワイヤーが裏側なので 目立ちにくい |
| 痛み | 少しずつ動かすので痛みは 少なく、取り外しも可能 | 痛みはほぼない | 矯正する力が強く 痛みを感じやすい | 矯正する力が強く 痛みを感じやすい |
| 適応症例 | 軽度〜重度の受け口 | 軽度〜中度の受け口 ※骨格性の受け口は不適応 | 軽度〜重度の受け口 ※骨格性の受け口は不適応 | 軽度〜重度の受け口 ※骨格性の受け口は不適応 |
| おすすめの人 | ・歯を削りたくない方 | ・短期間で歯並びを | ・大きく歯を動かす | ・大きく歯を動かす |
※当院ではワイヤー矯正の取り扱いを終了しました。
RISK 受け口（反対咬合・下顎前突）によるリスク
コンプレックスになる
- 受け口は、口を開けずとも口元や見た目に現れやすく、コンプレックスと抱える方が少なくありません。特に横から見ると顎のしゃくれや突出感が目立ちます。
咀嚼機能が低下する
- 反対咬合はかみ合わせが悪く、食事の際に噛み切れない、すり潰せないなどの咀嚼機能が低下する恐れがあります。またよく咀嚼されていない食べ物は、胃の消化機能に負担を与えてしまいます。
滑舌が悪くなる
- かみ合わせが悪いことで滑舌が悪くなることがあります。正確に発音ができず、会話に支障がでる可能性もあります。
虫歯や歯周病の原因になる
- 受け口は歯並びが悪いケースも多く、歯垢がたまりやすく、かつ歯磨きやフロスがしにくい状態にあります。通常よりも虫歯や歯周病になるリスクが高く、口臭につながる場合もあります。
顎関節に痛みが出る
- 受け口は下顎の動きが限られており、また食事や会話の際にも顎に負担がかかっています。その状態が続くと、口を開けたときに痛みが生じ、顎関節症を発症する恐れがあります。
FLOW 受け口（反対咬合・下顎前突）の矯正の流れ
（マウスピース矯正の場合）
01
無料カウンセリング（約60~120分）
お客様の予算、お悩みに合わせた最適なメニューのご提案をいたします。
02
診察・検査（約60~120分）
レントゲンや口腔内の検査を行います。
03
治療開始
お客様に合わせたオーダーメイドのマウスピースを作成。
約3週間後に治療を開始いたします。
約3週間後に治療を開始いたします。
04
経過観察
4～8週間ごとにご来院頂き、経過観察を行います。
治療計画通りに進んでいるかは、実際にお口の中を見る事が重要です。
治療計画通りに進んでいるかは、実際にお口の中を見る事が重要です。
PRICE 当院の受け口（反対咬合・下顎前突）矯正の料金
マウスピース矯正の料金
| 施術の種類 | クリアコレクトMINI | インビザライン モデレート | インビザライン フル |
|---|---|---|---|
| 施術範囲 |  |  | |
| 治療期間 | 平均5〜6ヵ月 | 平均1年 | 平均1〜2年 |
| マウスピース 枚数 | 片側12枚ずつ 合計24枚まで | 最大26枚 | 無制限 |
| こんな人に おすすめ | 費用を抑えつつ、 部分的なガタつきを 改善したい方へ | 歯並び・口元の突出感を 改善し、美しい横顔を 目指す方へ | 歯並び～Eライン・フェイ スラインの改善まで ご希望の方へ |
| 料金 (税込) | 通常価格 253,000円 | 通常価格 528,000円 | 抜歯あり 通常価格 953,500円 |
セラミック矯正の料金
| セラミックの 種類 | ダイヤモンドクラウン (ジルコニア) | プレミアム ダイヤモンド セラミック | ダイヤモンド オーダー セラミック |
|---|---|---|---|
| 施術範囲 |  | |  |
| 治療期間 | 平均1〜4ヵ月 | 平均1〜4ヵ月 | 平均1〜4ヵ月 |
| 審美性 | 自然な歯に近いが 色展開が5色 | 自然な歯に近く 色展開が35色 | 自然な歯に近く 色展開が無数 |
| こんな人に おすすめ | より自然な白い歯を 手に入れたい方 | ・豊富な色展開から 選びたい方 ・審美性と強度が 欲しい方 | 色や形などすべてに こだわりたい方 |
| 料金(税込) 1本 | 89,800円 | 120,000円 | 150,000円 |
FAQ 受け口（反対咬合・下顎前突）矯正のよくある質問
受け口を矯正するには、どのくらいの期間がかかりますか？
マウスピース矯正の場合、受け口の軽度症例では早くて半年程度で完了します。受け口の重度症例では、1〜2年程度です。
セラミック矯正の場合は、1〜4ヵ月程度が平均です。
受け口の矯正費用はいくらかかりますか？
軽度の受け口の場合、部分矯正で40万円程度です。全体矯正の場合は、受け口の状態によって52〜100万円程度かかります。
セラミック矯正の場合は、30〜80万円程度が平均です。
受け口が歯列矯正で治らない場合はありますか？
骨格性の受け口の場合は、歯列矯正で改善できない場合があります。
その場合はセットバックと呼ばれる外科手術が適応となります。
COMMENT ドクターコメント
歯科統括院長
前田純医師
受け口や反対咬合、下顎前突は矯正で治せます。受け口は口元のこんもり感や突出感が目立って、横顔にコンプレックスを感じる方も少なくないでしょう。見た目だけでなく、咀嚼障害や発音障害につながるリスクもあります。顎の成長が完了している大人の受け口は、自力で治すことは不可能です。歯列矯正で改善しましょう。
湘南歯科クリニックでは、受け口・反対咬合・下顎前突の治療としてマウスピース矯正とセラミック矯正を取り扱っています。豊富なメニューから患者さまのお悩み、ご要望に合わせて適切な治療法をご提案いたします。 受け口にお悩みの方は、ぜひ当院にお任せください。
歯科統括院長
前田純医師
こんなお悩みあり
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