「歯並びが気になるけど、きれいな歯並びってどのような状態なの?」と疑問に思ったことはありませんか?
そこでこの記事では、きれいな歯並びの基準をご紹介します。きれいな歯並びのメリットや実現する方法も解説するため、歯並びが気になっている方はぜひ最後までご覧ください。
日本人は歯並びに自信がない?
一般社団 法人日本臨床矯正歯科医会が実施した「歯並びと矯正歯科治療に関する意識調査」によると、全国の10〜50代の男女計1,000名のうち、歯並びに自信がない人は46.2%とのデータがでました。この調査から、多くの方が自身の歯並びを気にしていることがわかります。
参考:日本臨床矯正歯科医会「歯並びと矯正歯科治療に関する意識調査」
きれいな歯並びの基準
では、きれいな歯並びとはどのような状態を指すのでしょうか?きれいな歯並びの基準は、主に8つあります。
歯並びの見た目が整っている
口を開けて笑ったときなど、歯並びの見た目が整っていることは好印象につながります。実際に、歯並びに関する調査では、70%ほどの人が「歯並びは第一印象を左右する」と回答しており、このことからも歯並びが与える印象が大きいことがわかります。
参考:日本臨床矯正歯科医会「歯並びと矯正歯科治療に関する意識調査」
歯が左右対称・まっすぐに生えている
前歯の中央から見て、歯の角度や長さ、大きさなどが左右対称になっていると、歯並びがきれいに見えます。逆に左右非対称だと、歯並びが悪いといった印象をもたれる可能性があります。
また、歯が斜めや捻れた状態で生えていると、見た目が悪いだけでなく、歯垢が溜まりやすくなって虫歯や歯周病にもつながります。この場合、早期の治療が必要になります。
適度な隙間が歯の間にある
歯と歯の間には少しずつ隙間がありますが、これは必要な隙間です。歯の隙間は、隙間が狭すぎても広すぎても、歯垢が溜まりやすく、虫歯や歯周病の原因にもなります。そうなると、口元の印象も悪くなってしまいます。
噛み合わせが正しい
「出っ歯」や「受け口」になっておらず、上下の前歯が真ん中に揃っており、奥歯が交互に噛み合っているなど、噛み合わせが正しいと、きれいな歯並びに見えます。
出っ歯や受け口に関しては、以下で詳しく解説しています。
出っ歯(上顎前突)の矯正
受け口(反対咬合・下顎前突)の矯正
前歯に重なりがない・上の前歯が少し出ている
全体的な歯並びは悪くなくても、前歯の隣り合う歯に重なりや段差があると目立ちやすく、歯並びが乱れて見えてしまいます。また、上の前歯は約2ミリメートル出ているのが理想です。前歯が正しい位置にあれば、歯並びもきれいに見えます。
歯茎が健康である
歯並びと歯茎は深く関係しています。歯そのものはきれいでも、歯茎の健康状態が悪いと、歯の機能を十分に果たせないからです。ピンク色かつ炎症や腫れのない歯茎が理想的とされています。
きれいな歯並びのメリット
きれいな歯並びにはどのようなメリットがあるのか、6つご紹介します。
食べ物をうまく噛める
歯は、食べ物を噛み砕いて消化しやすくする役割を担っています。そのため、歯の表面同士が接触する正しい噛み合わせが大切です。正しい噛み合わせで、上手に食べ物を噛めることで、胃などの内臓への負担を軽減できます。
顎を健康に保てる
日常生活で顎の健康を考える方は少ないと思います。しかし、噛み合わせのズレなどの要因により、顎の関節に負荷がかかり、顎関節症をはじめとするトラブルが起こりやすくなります。そのため、顎の健康の観点でも、きれいな歯並びは重要です。
歯磨きがしやすい
歯が左右対称だと、歯磨きで均一な圧力をかけやすく、歯垢が特定の場所に溜まりにくくなります。歯磨きがしやすければ、虫歯や歯周病などの歯のトラブル予防にもつながります。
顔のラインがきれいに見える
歯並びがきれいだと、横顔の「Eライン」が整って見えます。「Eライン」とは、鼻先と顎先の頂点を線で結んだ際、その線より前に唇が出なければ横顔がきれいとする基準です。
出っ歯や受け口の場合、Eラインより前に唇が出やすい傾向にあります。
Eラインを詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
Eラインとはどのような横顔のこと?確認方法や横顔をきれいにするポイントを解説
正しく発音できる
歯は発音にも影響を及ぼします。例えば、出っ歯の場合「さ行」や「ら行」を発音しにくい傾向にあります。しかし、歯並びがきれいだと、唇や舌を動かしやすいため、正しく発音することができます。
自分に自信が持てる
歯並びにコンプレックスがあると、口元が見えたり、口を開けて笑ったりするのに抵抗を感じてしまう方も多いと思います。一方、歯並びがきれいだと、口元が見えることに自信を持てるようになるでしょう。
きれいな歯並びを実現する方法
きれいな歯並びの基準とメリットを知って、歯並びを改善したいと感じたかもしれません。ここでは、きれいな歯並びを実現する方法を解説します。
歯磨き
毎日正しく歯磨きできているか不安に思う方も多いのではないでしょうか。歯磨きの基本は、歯ブラシはペンを持つ時と同じように持ち、毛先が広がらない程度の軽い力で、小さく動かしながら1本ずつ磨くことを意識しましょう。
歯磨きが難しい箇所では、以下のコツを実践してみてください。
歯と歯茎の間は、45度の角度で歯ブラシを小刻みに動かす
歯の裏側や凸凹していて磨きにくい場合は、歯ブラシを縦にあてて1本ずつ磨いていく
奥歯のおくは歯ブラシの先端部分を使って磨く
また、フロスや歯間ブラシも併用するとよいでしょう。
定期検診
虫歯や歯周病などのトラブルは、放置すると重症化してしまいます。そこで、歯科医院へ定期検診に行くことをおすすめします。理想的な検診頻度は2〜3ヵ月に1回です。
歯列矯正
歯磨きや定期検診を通じて、歯並びを改善したいと感じたら、かかりつけ医に早めに相談するとよいでしょう。
ここからは、歯列矯正を具体的にイメージできるよう、湘南美容歯科の症例をご紹介します。
こちらは、ガタツキと八重歯感を改善したマウスピース矯正の症例です。前歯の重なりが強い印象でしたが、きれいな歯並びとなり、矯正前より奥のほうまで歯が見えるようになりました。
その他の症例についても下記ページでご紹介しています。
湘南美容歯科の症例写真(美容歯科)についてはこちら >
まとめ
きれいな歯並びの基準は、見た目にはじまり、歯と歯の隙間、噛み合わせ、歯茎の健康状態まで幅広く存在します。そうした基準を満たすと、食べ物をうまく噛める、顔のラインがきれいに見える、正しく発音できるなどのメリットがあります。
きれいな歯並びを実現するためには、毎日の歯磨きや定期検診が重要です。面倒に感じるかもしれませんが、口内の健康状態を維持・把握するうえで不可欠なので、ぜひ早いうちから取り組んでみてください。
また、歯並びをもっときれいにしたい方は、歯列矯正も検討してみてはいかがでしょうか?多数の症例実績がある湘南美容歯科では、「マウスピース矯正」と「セラミック矯正」をご提供しています。詳しく知りたい方は、ぜひこちらのページをご覧ください。
湘南美容歯科の歯列矯正についてはこちら >
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