目次
そもそもセラミック矯正とは
セラミック矯正とは、ワイヤー矯正やマウスピース矯正と異なり、矯正器具を使わないで歯並びを矯正する方法です。歯並びを改善したい歯を削り、歯にかぶせ物をすることで歯並びの矯正や歯の形を整える治療です。短期間で治療を完了することができます。
以前は金や銀といった金属が使われていましたが、最近は金属アレルギーや美容的観点により使われなくなってきました。現在は歯の色や形、透明感などデザイン性の高い差し歯がセラミックで再現されています。
セラミック矯正の特長
現在の最先端の歯科医療により、金属を用いずに天然の歯のようなきれいな差し歯がセラミックで再現できるため、透明感のある美しい仕上がりになります。歯の色や透明感などを思い通りにでき、変色の心配もありません。
また、前歯だけの部分矯正も可能なため「前歯を治したい」「気になる2本〜3本だけ治したい」という方にもおすすめです。セラミック矯正は早ければ2ヵ月以内で治療が完了します。
セラミック矯正が向いている人
セラミック矯正は、短い期間で矯正を終わらせたい方に向いています。ワイヤーによる矯正は半年~2年ほどかかりますが、セラミック矯正は口腔内や歯並びの状態にもよりますが、最短2回で治療が完了します。
また、歯の色や形に悩んでいる方にも向いています。セラミック矯正は歯並びを矯正するだけではなく、歯の色や形、大きさ、角度などを一人ひとりに合わせて整えることが可能です。
セラミック矯正で出っ歯を矯正した症例写真
がたつき改善【プレミアムダイヤモンドセラミック】
施術名:プレミアムダイヤモンドセラミック
施術詳細:強さ、美しさ、しなやかさを兼ねそろえた人気No.1の高品質セラミックです。色調が鮮やかで、光の透過性と透明度が高い美しい素材です。人工関節などにも利用されている身体に優しい素材で、歯肉ともなじみやすく、変色したり腐食することもありません。
〈医師からのコメント〉
上の前歯の長さ・形と色でお悩みのお客さまです。上の前歯4本をプレミアムダイヤモンドセラミックで色、形を整え白く美しく自然な前歯に改善させていただきました。歯並びや金属入りの差し歯、被せ物、虫歯などでお悩みの方は、ぜひ一度無料カウンセリングへお越しください!
ナチュラルなきれいな歯に【ダイヤモンドオーダーセラミック】
施術名:ダイヤモンドオーダーセラミック
施術詳細:歯科技工士が立ち会い、色調や透明感、艶感、形などを完全オーダーメイドで制作します。細部にまでこだわりたい、最高級のセラミック治療を受けたい、自分の歯と違和感のない仕上がりにしたい、という方におすすめです。
〈医師からのコメント〉
術前は前歯にガタつきがあり、歯の黄ばみも目立ちます。施術3ヵ月後のお写真では、自然な色味できれいにセラミックが入りました。ダイヤモンドオーダーセラミックでは、無数にある色調ガイドからお好みの色が選択可能です。
そろった前歯に【ダイヤモンドオーダーセラミック】
施術名:ダイヤモンドオーダーセラミック
施術詳細:歯科技工士が立ち会い、色調や透明感、艶感、形などを完全オーダーメイドで制作します。細部にまでこだわりたい、最高級のセラミック治療を受けたい、自分の歯と違和感のない仕上がりにしたい、という方におすすめです。
〈医師からのコメント〉
上前歯の不揃いな歯並びが気になるとご来院されたお客さまです。今回はダイヤモンドオーダーセラミックで色や形を整えました。白さだけではなく、艶感や透明感もお好きなようにオーダーできるため、とても満足していただけました。
セラミック矯正で出っ歯は治る?
オールセラミックを使用したセラミック矯正によって、見た目も自然に美しく出っ歯を改善することができます。
出っ歯は人によってどのような原因でなってしまったのかが異なります。
セラミック矯正はあらゆる種類の出っ歯に対応した治療が可能です。
出っ歯の原因とは
出っ歯とは、下の前歯よりも上の前歯が前方に突出している状態のことを指します。出っ歯の原因として、主に「遺伝」「習慣」「歯の大きさ」の3つが考えられます。
・遺伝
両親のどちらかが出っ歯の場合、子どもも出っ歯になってしまう可能性があります。しかし、遺伝よりも生まれたあとの環境や習慣が原因であることが多いです。
・習慣
指しゃぶりやおしゃぶりは、吸う力によって上の前歯に強い圧力がかかり出っ歯を引き起こしやすくなります。その他にも、爪を噛む癖がある、口呼吸をしている、食べ物をよく噛まないなど、さまざまな習慣が出っ歯の要因となります。
・歯の大きさ
上顎の大きさに対して前歯が大きいと、骨格のなかに歯が収まらなくなり押し出されてしまうため、出っ歯になることがあります。
部分矯正となる場合もある
出っ歯の種類にはいろいろありますが、前歯の一本だけが飛び出てしまっているケースは少なくありません。
この原因となるのは、前歯が少しだけずれて生えてきてしまっているという根本的な原因や、年齢とともにずれが大きくなってしまい出っ歯になってしまっているケースが考えられます。
そのため、セラミック矯正では、歯を少し削って幅を狭くすることで、出てしまっている歯を内側に入れる方法で治療がなされることが基本的な流れとなっています。
歯を少しだけ削り幅を狭くするためには、出っ歯となっている歯の隣の歯などをオールセラミックにすることで解決できます。
この方法の場合は、奥歯のすでに噛み合わせが整っている部分には影響を与えることなく、出てしまっている部分だけを集中して治療することができるため、大掛かりな矯正治療が不要という利点があります。
ただし、あまりにも歯が出てしまっていると、オールセラミックの幅が細すぎてしまうこともあり、この方法が適用できないこともありますので、事前に自分の歯の状況を十分にカウンセリングしたうえで治療をおこなうとよいでしょう。
前歯の二本だけが大きすぎる場合も周囲とのバランスを見て整えることが可能
出っ歯の原因として、前歯の二本だけが大きすぎて、バランスが悪くなり出てしまうというケースもあります。
こうした場合は、矯正治療をおこなうこともできますが、矯正治療の場合は歯の大きさまでを変えることはできず、結局全体のバランスとして出っ歯に見えてしまうことも少なくありません。
そこで、オールセラミックによるセラミック矯正によって、歯自体を小さくするために削ることによって周囲の歯とのバランスが取れ、見た目も美しく歯並びを整えることが可能となります。
もちろん、歯の大きさが変わると歯の噛み合わせも変わります。
セラミック矯正の場合には、もちろんこの噛み合わせまでも調整しますので、大きすぎた前歯二本を小さくすることにともなって周囲の歯の大きさや薄さも調整し、ベストな噛み合わせを実現することができるでしょう。
さらに、セラミック矯正の場合には、歯の角度も変えることができます。
通常の矯正治療では歯の角度を変えることは不可能だったため抜歯による矯正がおこなわれてきましたが、セラミック矯正によって本来の歯を残したまま、歯並びを矯正することが可能となりました。
自然な歯をなるべく残しながら矯正することができるのもセラミック矯正の大きなメリットといえるでしょう。
セラミック矯正で出っ歯治療をするメリット
スピーディーな治療が可能
セラミック矯正は、お口の状態を検査したあと、歯の周りを削り噛みあわせや形を確認して型取りし、仮歯を装着します。その次のときに完成したセラミックの被せ物を装着して完了です。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正は、歯を少しずつ動かすため治療完了に半年〜2年程度かかってしまいます。
セラミック矯正は早ければ2ヵ月以内に完了します。メニューによっては最短1日できれいな仮歯に仕上げることができます。
歯の大きさや色調を調整できる
ワイヤー矯正やマウスピース矯正の場合、天然の歯での治療なので、歯の形や色調は改善できません。
セラミック矯正の場合は、歯並びを矯正するだけではなく、周りの歯の状態に合わせて大きさや色調を調整できます。天然の歯の色に近いものや、ホワイトニング感覚で少し白いセラミックなど、ご自身の希望に合った色の選択が可能です。
歯並びで印象が大きく変わる
そもそも出っ歯は直したほうがよいのでしょうか。
簡潔にいうと出っ歯は直したほうがよいでしょう。
出っ歯であることのリスクとして考えられるのは、見た目の悪さです。人は見た目で9割近い判断を相手に対してするそうです。
ですから出っ歯であることによって相手に与えてしまいかねない悪印象は、本来の自分のよさを隠してしまうことにもなりかねません。
また、出っ歯であることによって、前歯の虫歯になりやすいという点も無視できないリスクです。出っ歯だと、きちんと口の中に歯が収まっていない状態ですので、歯が乾燥して虫歯になりやすくなります。
また、同じく乾燥が原因で、唾液の水分による保護がなくなりますので、歯周病の原因ともなりえるのです。歯周病になると、口臭もひどくなりますので余計に周囲に与える印象を悪くしてしまうことにもなるでしょう。
さらに、口呼吸が多くなるために、睡眠時無呼吸症候群にもなりやすくなります。
こうしたさまざまなリスクを考えると、スピーディーにおこなうことのできるセラミック矯正は非常に便利といえるでしょう。
セラミック矯正による出っ歯治療の注意点やデメリット
歯が弱くなる可能性がある
セラミック矯正は、天然の歯を削ってセラミックを歯に装着する治療です。そのため、矯正する部分の歯が健康だったとしても削らなければいけません。ときには神経を抜かなければいけないこともあり、健康な歯と比べると歯の寿命が短くなってしまいます。
しかし、他の矯正方法であっても歯の状態によっては削る必要や抜歯が必要なケースがあるため、どのような処置が必要になるのかを確認してから矯正方法を選択しましょう。
また、どの矯正方法であっても、矯正後は定期検診をおこなったほうがよいでしょう。セラミック矯正の場合、万が一劣化していても新しいセラミックに交換することができるため、経年劣化の心配はありません。
抜歯が必要な可能性がある
セラミック矯正は、歯並びを改善したい歯を削って、上からセラミックを装着することで歯並びの矯正や歯の形を整える方法です。ワイヤー矯正と比べると抜歯するケースは少ないです。
しかし、顎が小さく歯が骨格のなかに収まらない場合は、抜歯が必要になります。
その他にも、過去に一度治療した歯が再び虫歯になっていたり、重度の歯周病で歯槽骨が溶けている場合、歯の根の部分にヒビが入ったり、割れてしまった状態である「歯根破折」が起こっている場合も抜歯が必要です。
まとめ
歯並びで印象が大きく変わります。出っ歯であることのリスクは決して少なくありません。見た目の印象の悪さ、口臭、虫歯や歯周病の原因ともなりかねないのです。
セラミック矯正で、さまざまな原因の出っ歯を改善することができます。
セラミック矯正は、歯並びを改善したい歯を削って、セラミックを装着することで部分的な歯並びの矯正をおこなうことが可能です。また、歯並びだけではなく、色や形、大きさ、角度なども一人ひとりに合わせて整えることができます。
早くて2ヵ月以内と、治療期間が短いのが特長ですが、健康な歯を削ってしまうというデメリットもあります。
一方でマウスピース矯正の場合、治療期間は長くなるものの、歯を削ることはありません。また、マウスピースは透明なので矯正中でも目立ちにくいです。
セラミック矯正やマウスピース矯正、ワイヤー矯正など、さまざまな矯正方法があります。歯や骨格の状態、お客さまのご希望、費用感などによって最適な矯正方法は異なります。まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。
※本記事の内容は公開時点の情報であり、実際のメニュー名や金額とは異なる場合がございます。最新の情報については当院までお問い合わせください。