本来、天然の歯はラウンドしてカーブがかかっているものです。しかし、歯の角が四角くなっている形状をスクエア型と呼びます。スクエア型は男性的なイメージが強く、以前は主に男性に好まれていました。しかし、最近では程よい角張りを出すことで、エレガントで知的な印象を与えることができるため、女性にも人気が高まっています。
ただし、あまりにも四角すぎると人工的な印象を与えてしまい、天然の歯の形から逸脱してしまうことになります。そのため、程よい角張りを出すことが重要です。スクエア型のセラミック歯は、適度な角張りを持つことで、自然でありながらも洗練された印象を与えることができます。

ラウンド型の歯は、その名の通り、角がなく丸みを帯びた形状をしています。自然な見た目と柔らかい印象を与えるため、女性的で優しいイメージを持ちます。また子供っぽさや若々しさのある印象も与えるため、女性だけでなく、若年層の男性からも人気があります。ラウンド型のセラミック歯は、柔らかく親しみやすい印象を求める方におすすめです。

標準的な歯の形は、スクエア型とラウンド型の中間に位置する形状で、最も人気があります。この形は癖がなく、どんな顔立ちにも自然に馴染むため、多くのお客様から喜びの声をいただいております。どの形を選んでよいか迷った場合は、この標準的な形を選ぶと間違いないでしょう。模型のような癖のないデザインは、万人に好まれる万能な選択肢です。

犬歯は基本的に尖った形をしています。この犬歯の形も、セラミックを用いることで「もっと強調して尖らせたい」や「尖った部分をフラットにしたい」といった様々な要望に応じて再現することが可能です。
ただし、機能的な問題も考慮する必要があります。噛み合わせや普段の癖（食いしばりや歯ぎしりなど）がある場合、犬歯を長く尖らせると割れや欠けの原因となることがあります。また、セラミック歯でも歯ぎしりによって擦り減り、天然の歯と同じ形状になってしまうことがあるため、医師との丁寧なカウンセリングが重要です。セラミック犬歯の形を決める際には、審美性と機能性のバランスを考慮した上で、最適な形を選ぶことが大切です。

歯を正面から見た時に直感的に最も美しく見える比率、いわゆる黄金比に沿ってバランスを整えることで、均整の取れた美しい印象を与えることができます。例えば、正面の歯から2番目の歯を基準にすると、前歯が1.6、1つ後ろの犬歯が0.6程度の比率になります。顎はカーブしており、奥に行くにつれて影ができるため、犬歯が飛び出していたりすると比率が崩れ、八重歯間が大きく見えるなどバランスが崩れてしまうことがあります。そのため、仮歯を作る段階から黄金比に近づけるように工夫して作成することが大切です。これにより、自然で美しい口元を実現できます。

セラミック歯の形には、スクエア型やラウンド型、犬歯（八重歯）、そして黄金比に基づくバランスの取れた形など、さまざまな選択肢があります。スクエア型はエレガントで知的な印象を与え、ラウンド型は柔らかく若々しい印象を持ちます。犬歯の形は、セラミックで再現可能ですが、噛み合わせや歯ぎしりなどの癖を考慮することが重要です。そして、黄金比に基づいて歯のバランスを整えることで、自然で美しい口元を実現できます。
お客様一人ひとりに最適なセラミック歯の形を提案するために、無料カウンセリングを実施しています。専門の歯科医師が丁寧にカウンセリングを行い、お客様のご希望やお悩みに応じて最適な形を提案します。美しい笑顔を手に入れる第一歩として、ぜひ湘南歯科クリニック 新宿院にお気軽にご相談ください。