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喫煙者必見!セラミック・インプラント治療の成功を脅かすリスクとは?

喫煙がセラミック・インプラント治療に与える影響を徹底解説!美しい口元を守るために知っておきたいリスクと対策

2025年1月22日

喫煙はセラミック・インプラント治療にどのような悪影響を及ぼすのか?治療の効果をより長持ちさせるためには?

喫煙がセラミック・インプラント治療に与えるリスクを徹底解説。治療後の喫煙がもたらす悪影響や、成功率を高めるために必要な口腔ケア方法を詳しく紹介します。喫煙による治療の寿命への影響や、美しい仕上がりを守るためのアドバイスも必見です!

喫煙がセラミック治療に与える影響

セラミックの変色と汚れ

セラミックの変色と汚れ

タバコに含まれるヤニがセラミックと自然な歯の境目に付着し、徐々に黒ずみの原因となってしまいます。セラミックは汚れがつきにくい素材ではありますが喫煙による着色は歯磨きだけでは十分に落とすことができません。また無理な力を入れて磨くことで、セラミックの表面を傷つけてしまいさらに汚れやすくなってしまいます。タバコによる着色汚れが気になる場合は、歯科クリニックでのクリーニングがおすすめです。
また変色した部分は細菌が侵入しやすい状態となり、より深刻な口腔トラブルの入り口になってしまうため、注意が必要です。

セラミック土台部分の露出

タバコに含まれる「ニコチン」には血管を収縮させる作用があり、歯茎に栄養分や酸素などを行き届かせにくくします。十分に栄養が届かない状態でいると、歯茎が徐々にやせ細ることで、最終的にはセラミックの土台部分が露出してしまう事態に発展する可能性があります。
また、「ニコチン」は免疫力低下も招くため口腔内の歯周病菌を活発化させ、歯茎の炎症を起こしやすくします。歯周病が進行してしまうと最終的には歯を支える骨が溶けることで歯がぐらつき、最悪の場合には抜け落ちてしまう場合もあります。

歯茎の退縮による審美性の低下とセルフケアの難易度上昇

歯茎の退縮による審美性の低下とセルフケアの難易度上昇

歯茎が退縮するとセラミックの縁が露出してしまい、審美性が大きく損なわれてしまいます。
また喫煙を続けることでセラミック周囲の歯茎は慢性的な炎症状態に陥りやすくなり、日常的な歯磨きや歯間ブラシによるケアが難しくなります。特に歯ブラシが届きにくい部分は、磨き残しによって更なるトラブルが発生するリスクが高まります。

歯周病の悪化に気づきにくくなる

歯周病の悪化に気づきにくくなる

喫煙者の口腔内はニコチンの血管を収縮させる作用により、炎症による歯茎の腫れや出血という症状が現れにくい状態になっています。そのため口腔内の異変に気づきにくく治療が遅れてしまう場合があります。喫煙の回数を減らすことはもちろんですが、こまめに歯科クリニックで定期検診を受け初期段階で異常に気付けるようにしましょう。早期治療がセラミックを良好に長持ちさせることにつながります。

インプラント治療に与える影響

免疫力と治癒力の低下によって、インプラントと骨の結合が遅れる

免疫力と治癒力の低下によって、インプラントと骨の結合が遅れる

喫煙がインプラント治療に与える影響は、セラミック治療以上に深刻なものだと言われています。タバコに含まれるニコチンが血管を縮めて血流を悪化させ、さらにタールによる有害物質が体に影響を与えることで、治療期間が延びたり、インプラントが上手く骨とくっつかず再手術が必要になる場合があります。また喫煙によって免疫力が低下するため、手術後の傷の治りも悪くなります。

インプラント周囲炎を引き起こす可能性が高まる

インプラント周囲炎とは、名前の通り顎の骨に定着したインプラントの周囲に起こる炎症です。最初は軽い腫れや出血程度ですが、進行すると口臭が強くなり、かみ合わせに違和感を感じるようになってきます。その後症状が進むとインプラントにぐらつきが生じ、埋入したインプラントが脱落してしまうこともあります。喫煙者は非喫煙者と比較して高い確率でこの合併症を発症することが分かっています。

インプラントの寿命が縮まる

インプラントの平均寿命は10〜15年と非常に長いです。また適切なメンテナンスで20年以上使い続けた例もあります。
しかし喫煙によって歯茎や顎の骨に十分な栄養が届きにくくなることで、インプラント周囲炎をはじめとするトラブルが発生しやすくなりインプラントの寿命が縮まります。適切なケアを行っている非喫煙者の方の場合、やり替えが必要となるのは上部のセラミック部分であることが多いです。一方で喫煙者の方の場合、歯茎や顎の骨のトラブルにより土台(アバットメント)やインプラント(フィクスチャー)のやり替えとなる場合が多く、セラミックのやり替えに比べ金銭的にも身体的にも負担が大きくなります。

残存歯に影響を与えてしまう

残存歯に影響を与えてしまう

インプラント周囲炎や感染が周辺の歯や歯茎へと広がることで、口腔内全体の健康が損なわれることがあります。
さらに、インプラントと天然歯の間に汚れが残りやすい環境では、プラークや歯石が蓄積しやすくなります。喫煙は唾液の分泌を抑制し、口腔内の自浄作用を低下させるため、これらの汚れが除去されにくくなります。その結果、虫歯や歯周病のリスクが著しく高まります。歯周病はインプラントの安定性を脅かすだけでなく、残存歯の健康にも悪影響を与える可能性があります。

電子タバコの場合は?

たしかに電子タバコは従来の紙巻きタバコや加熱式タバコと異なり、ニコチンは含まれていません。しかし、電子タバコ利用者の口内では歯周病を進行させる細菌の割合が非喫煙者に比べて高いことが報告されるなど口腔内への悪影響は否定できません。
また、電子タバコで使用されるリキッドの主成分は、食品添加物として使用される際の安全性は確認されていますが、加熱して吸入した場合の長期的な影響については、まだ十分な研究データがありません。このように電子タバコは一見すると害が少ないように思えますが、やはりセラミックやインプラントの治療を受けられた方は、通常の喫煙と同様に注意が必要だということです。

安心してセラミック・インプラントを使い続けるために

本記事では、喫煙がセラミック治療やインプラント治療に及ぼす多岐にわたる悪影響について解説しました。喫煙がもたらす変色や土台の露出、インプラント周囲炎のリスク、さらには残存歯への影響など、その影響は見た目だけでなく口腔内全体の健康を損なう可能性があります。特に治療後のケアや禁煙が重要であることを再確認いただけたのではないでしょうか。口腔内の健康を長く維持するためには、日々のケアと定期的な歯科検診が欠かせません。

湘南歯科クリニック新宿院では、セラミック治療とインプラント治療をともに行っております。特にセラミック治療に関しましては、湘南歯科グループのセラミックメニューを監修している湘南歯科統括・前田純医師が美しさだけでなく、機能性と長持ちする耐久性を追求したセラミック治療を行っております。痛みや不快感を抑える工夫で、身体への負担を最小限に抑え多くの患者さまからご好評いただいております。
また、インプラント治療においても、最新の技術と安全性を兼ね備えた治療を行っています。治療後のアフターケアにも力を入れており、患者さまが安心して長くお使いいただけるよう、丁寧なサポートをお約束します。

喫煙や口腔内のケアについてお悩みの方も、まずはお気軽に当院にご相談ください。私たちと一緒に、美しく健康な笑顔を目指しましょう。

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