マウスピース矯正とは、アライナーと呼ばれる透明な矯正装置を歯に装着することで歯並びを整える矯正方法です。
複数枚のアライナーを担当の医師が指示した期間装着し、交換していくことで徐々に歯を動かし歯列を整えていきます。
ワイヤー矯正とは異なり、矯正期間中も見た目が気にならず、また、取り外しができるという点が大きな特徴です。

結論から言うと、マウスピース矯正で治らない症例はあります。
マウスピース矯正は多くの方に適用となる歯列矯正方法ですが、お客様が改善したいお悩みの内容や、お口の中の状況、お顔の骨格等によっては、治らない場合があります。

「歯の形・大きさ・色を変えたい」ということが主訴の場合、残念ながらマウスピース矯正での改善はできません。
なぜなら、マウスピース矯正は『ご自身の歯を動かして歯並びを綺麗にする』矯正です。そのため、歯の形・大きさ・色の改善はマウスピース矯正ではできません。

では、どうすれば「歯の形・大きさ・色を変えたい」というお客様の主訴を改善できるのでしょうか？
湘南歯科クリニック大宮院では、このような主訴のお客様には解決方法の1つとして『セラミック矯正』を提案しています。
セラミック矯正であれば歯の形・大きさ・色を同時に改善することが可能です。

被せ物に金属の土台が使われている場合、金属の土台のままで歯を動かしてしまうと金属の土台の根っこが割れる危険があります。
被せ物の土台に金属を使っていないとしても、被せ物の部分にはアタッチメント(※1)を着けることができないので歯が動きにくくなり、マウスピース矯正の効果を感じにくくなってしまいます。

また、実際にマウスピース矯正をする場合は今入っている被せ物を一旦除去し、プラスチックの仮歯に置き換えてから歯を動かしていく必要があります。この時、被せ物の土台が金属でできていたら金属の土台を取り除き、金属ではない土台に置き換える必要があります。

マウスピース矯正で動かしたい箇所によって、マウスピース矯正ができるかできないかは変わります。ただ、上記のような理由により、被せ物があると動かせる歯に制限があります。

※1：アタッチメント
マウスピース矯正で歯を動かすために歯の表面に取り付ける突起物

下の前歯が上の前歯よりも前に出てしまっていて、噛み合わせを治したいという内容がお客様の主訴の場合、症状が重度ですとマウスピース矯正で噛み合わせを治すことは難しいです。

受け口（反対咬合）の噛み合わせになっている方の症状の原因は、お顔の骨格が原因となる場合が多いです。
マウスピース矯正で下の歯を内側に傾けることで、改善できる可能性はありますが、低い確率です。
なぜなら、マウスピース矯正で傾けることのできる歯の角度には限界があるからです。最終的に歯並びが綺麗に並ぶかどうかといった点であまりおすすめとは言えません。

マウスピース矯正よりも改善の可能性が高い矯正方法として、『セラミック矯正』があります。
セラミック矯正であれば、傾けることのできる歯の角度がマウスピース矯正と比べて制限が少ないので、受け口（反対咬合）を改善できる可能性があります。

マウスピース矯正で単純に出っ歯だけを治すことはできます。ただ、出っ歯を治すと同時に「歯を長く見せたくない」という主訴が加わってくると、マウスピース矯正での改善は難しくなります。

理由は、元々前方に飛び出ている前歯というものは、真正面から見ると歯が前突していることにより奥行きが生まれて、歯の長さが本来の長さよりも短く見えている状態であることが多いです。
ですが、出っ歯を治し、歯の前突感がなくなることで、真正面から見たときに歯の本来の長さがそのまま見えるようになります。
この時に、歯が長くなったと感じてしまうことがあります。

この「歯が長くなる」ということも併せて改善したい場合には、マウスピース矯正では歯の長さを変えることはできないので、『セラミック矯正』をおすすめしています。
セラミック矯正であれば、出っ歯と歯の長さを同時に改善できます。

ワイヤー矯正後は歯根短縮・歯肉退縮・歯の動揺等が著しい場合が多く、矯正自体が難しくなります。
ご自身では歯が歯根短縮や歯肉退縮、歯の動揺をしているかを判断することは難しいと思いますので、ワイヤー矯正後の後戻りを治したいと考えている方は、一度当院にご相談ください。
医師が口腔内の状況を確認し、マウスピース矯正で後戻りを治せるのか診断いたします。
診断結果でマウスピース矯正が難しいとなった場合には、セラミック矯正等他の治療の提案も可能です。

マウスピース矯正は【自己管理型】の歯列矯正です。
歯を計画通りに並べるためには、1日20時間～22時間以上のアライナー装着が必要になります。
外している時間は、基本的に飲食の時と歯を磨く時のみとなります。

そのため、お客様の生活を振り返って、継続的な20時間～22時間以上の装着が難しい場合や、そもそも自己管理での矯正方法が難しい場合には、マウスピース矯正はあまりおすすめしません。

自分に合った矯正方法を知るには、今回の記事で紹介した「マウスピースで治せない歯並び」を確認すること、また、以下の記事で骨格別の適用症例を紹介しているので、ご自身のお顔の骨格がどのパターンに当てはまるのかを事前に知っておくことが重要です。

湘南歯科クリニック大宮院には男性の伊藤優医師と、女性の豊田ゆきほ医師の歯科医師2人が在籍しています。
それぞれの医師について紹介いたします！

伊藤医師は、お客様に寄り添ったカウンセリングが好評で、老若男女から支持をいただいています。
セラミック矯正では『仮歯のデザイン』を、マウスピース矯正では『最終的な仕上がりを重視した設計』をこだわっています。
「デザインにこだわりたい」という方には、伊藤先生がおすすめです。

豊田医師は、女性目線のデザインと親近感のあるカウンセリングが好評で、主に主婦層の女性から支持をいただいています。
また、豊田医師は自身も矯正経験があり、カウンセリングにいらっしゃるお客様の気持ちにとても寄り添ってくれるので、「気持ちをわかってほしい」とお考えの方には、豊田先生がおすすめです。

湘南歯科クリニック大宮院ではマウスピース矯正、セラミック矯正、ホワイトニングなどのモニターを募集しています。
募集しているモニターは毎日更新されておりますので、治療を検討している方は定期的に募集モニターの情報をの確認がおすすめです。

湘南歯科クリニック大宮院では、以下の支払方法が選択できます。
・現金
・クレジットカード（分割可）
・銀行振込
・医療ローン

それぞれの支払い方法を併用することも可能です。
例）現金＋クレジットカード、銀行振込＋医療ローン

湘南歯科グループでは、歯科治療専用のローンもございます。
公式ホームページにてお支払いシミュレーションの確認もできますので、医療ローンをご検討の方はこちらも併せてご確認ください。

予約は『WEB予約』と『電話予約』にて承っております。
WEB予約は24時間受付しておりますので、ご自身のタイミングで予定を確認して予約が取れるのでおすすめです！
前日や前々日等の、予約したいお日にちが直近になる場合はお電話でのご予約を推奨しております。


湘南歯科クリニック大宮院は土日祝日も診療しています。
クリニックには男性の伊藤優歯科医師と、女性の豊田ゆきほ歯科医師が在籍しています。
医師の出勤日は湘南歯科クリニック大宮院の公式ホームページの「お知らせ」から確認できます。もし見て欲しい医師が決まっている場合は【必ず医師指名】をお願いいたします。